原価積み上げ式
げんかつみあげしき(価格設定)
意味 原価を積み上げて価格を決定
原価積み上げ式とは?
原価積み上げ式は、製品やサービスの提供にかかる様々な原価を積み上げて、価格を決定する方法です。直接材料費、直接労務費、製造間接費など、生産に必要なコストを詳細に算出し、それに基づいて価格を設定します。原価管理に適していますが、市場の需要を反映しにくいという欠点があります。
原価積み上げ式の具体的な使い方
「この新商品の価格は、原価積み上げ式で計算したんだ。材料費や人件費をしっかり積み上げて、適正な価格を設定したよ。」
新商品の価格設定に原価積み上げ式を用いたことを述べています。各コストを積み上げることで適正価格を導き出せる一方で、市場ニーズとの乖離リスクがあることを示唆した文です。
原価積み上げ式に関するよくある質問
Q.原価の種類と分類方法は?
A.原価は主に以下のように分類されます:
1. 直接費(直接材料費、直接労務費)
2. 間接費(製造間接費、販売管理費)
3. 変動費と固定費
4. 製品原価と期間原価
正確な原価計算のためには、これらを適切に分類し、製品やサービスに割り当てることが重要です。
Q.原価積み上げ式の欠点は?
A.原価積み上げ式の主な欠点には:
1. 市場の需要を反映しにくい
2. 顧客の支払意思額を考慮していない
3. 競合他社の価格戦略を無視している
4. 製品やサービスの価値を適切に反映しない可能性がある
5. コスト削減のインセンティブが働きにくい
Q.価格設定時の注意点は?
A.原価積み上げ式で価格設定する際の注意点:
1. すべての関連コストを漏れなく計上する
2. 固定費の配賦基準を適切に設定する
3. 将来的なコスト変動も考慮する
4. 市場調査で顧客の価格許容度も確認する
5. 競合他社の価格も参考にする
6. 定期的に原価と価格の見直しを行う
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